征夷大将軍「坂上田村麿」によって平定された、奥州の蝦夷たち。しかしその後、源頼義・義家父子との前九年の役で俘囚安倍氏は滅亡した。そして、安倍氏に組した「藤原経清」の一子「清衡」は、苦難の時代を迎える。
しかし、後三年の役を期に陸奥押領使となった「清衡」は、敵味方を問わず、度重なる戦乱で命を落とした人々の鎮魂を願い、平泉の地に「中尊寺金色堂」を建立した。
それは、二代目「基衡」による「毛越寺」、三代目「秀衡」による「無量光院」建立へと受け継がれ、その輝きは京の都も及ばぬ程の栄華を極めた。
そして現在、中尊寺は東日本大震災の直後、世界遺産として認定されたのである。
このねぶたは、坂上田村麿と勇敢に戦った蝦夷の英雄「阿弖流為」が「藤原清衡」と共に震災の犠牲になった方々への鎮魂と復興への檄を表現したものである。
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