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御伽草子絵巻。加賀国に住む八十三歳の梟(ふくろう)は、美しい鷽(うそ)姫に一目惚れする。山雀(やまがら)の協力で片思いは実り、姫の心をつかめなかった諸鳥は恋の歌を詠む。しかし、失恋した鷲は逆上して姫を殺害、梟は出家し、彼女の菩提を弔ったという。大型奈良絵本を改装したこの絵巻は物語後半を欠くが、数少ない『ふくろふ』の作例として貴重。華麗な挿絵には、当時の機智なども盛りこまれている。
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