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昭和初期には棒紅を使用する女性が増え、伊勢半本店も時を置かずして棒紅の開発・製造に着手する。「艶蝶」とは、伊勢半が大正~昭和初期に使用していた商標。艶蝶ブランドには従来の猪口形の小町紅をはじめ、練口紅・頬紅・眉墨・粉白粉・練白粉などの展開があり、本資料はそのうちのひとつ、棒紅―顔料を固めたクレヨン状の口紅―である。使用法は、直接塗布する場合もあれば、紙などにいったん擦りつけ、それを指にとって唇に塗ることもあった。
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