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重要文化財。建造物としての多宝塔を忠実に縮小して舎利(仏や聖人の骨)安置塔とした木造小塔。下層に舎利容器を納めた痕跡がある。また、下層の天井板には墨書銘があり、南都(奈良)住の大工により、宝徳2年(1450)に造られたことなどがわかる。天井板には散華の絵や、扉には梵天・帝釈天・四天王の姿が描かれている。原三溪が明治36年(1903)に奈良の古美術商・今村甚吉から購入したもの。
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