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山中漆器 《上塗作業》

立命館大学アート・リサーチセンター

立命館大学アート・リサーチセンター
京都市, 日本

精製した漆をさらに布や和紙を使って濾過した後、専用の刷毛を使って黒色や朱色に塗り上げる工程で、空気中の微細なほこりやゴミが付着しないように細心の注意を払いながら作業を進めます。また、天然の樹液である「漆」は化学塗料と違い乾燥の際に高湿度環境において硬化するため、温度や湿度の管理にも充分な配慮が必要とされます。山中漆器の上塗りは朱溜塗り、花塗、切り合い口等に独自の技法があり、特に茶道具の棗は全国シェアの80%以上を占めています。

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