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栗原忠二は東京美術学校在学中からターナーに傾倒し、イギリスの風景画に関心を高めていた。栗原は1912(大正元)年に渡英し、一時帰国を含め約15年間ロンドンに滞在し、英国画派の伝統的な画風を吸収した。1920~23年、ターナーや師事したブラングィンに縁が深く、憧れの地であったヴェニスをたびたび訪れ、海景画を描いた。本作もその時期に描かれたものの一点で、自由で色彩豊かな筆遣いによって、光の揺らめきを見事にとらえている。
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