次の場所
関連コンテンツを見る
インドやインドネシア、ヨーロッパ製の更紗が日本に多く渡来しましたが、庶民には高値の花でした。舶来裂への憧れが模倣を生む力になり、技法書も登場します。18世紀後半には、『佐羅紗便覧』、『増補華布便覧』、『更紗図譜』が続々出版され、手描き更紗の教科書になりました。ただ、当初は輸入木綿に手描きだったため、手間もかかり高価でした。やがて国内に木綿栽培が広がると、国産の木綿地が普及、また、革染めや小紋染めに使われていた型紙を応用した多色染めが可能になり、庶民でも手の届く和更紗が誕生します。
美術館を探索し、Art Transfer、Pocket Gallery、Art Selfie などで芸術作品をお楽しみいただけます