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最初はインド更紗の文様そのままを写したものが多かった和更紗も、やがて日本独特の文様表現へと変化していきます。江戸時代にもたらされた舶来の更紗は、洗濯しても色褪せない堅牢な染色が大きな魅力でしたが、布のみを見ていた日本人には技法の解明は難しいものでした。そこで身近な技法を応用し、顔料で染めるようになります。ただ、顔料は洗濯をすれば色褪せてしまいます。そのため、和更紗の用途は、布団革や小袖の中着、風呂敷、袋物など、洗濯せずに使えるものが中心でした。
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