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南蛮毛織抱桶水指

unknouwnインド・ムガール時代 16世紀

Nomura Art Museum

Nomura Art Museum
Kyoto, 日本

 南蛮とはポルトガル船等で舶載されたことによる名称であり、毛織とはインドのムガール帝国の名をモールと訛ったことによるといわれ、もともとは染織品の名称であったが、茶の湯では部分的に金属を使用したものでも毛織と称した。
 抱桶とは水を入れて手許に置き、暑さをしのぐために抱いたものであるという。本体を打ち出しで成型し、彫り紋し、口縁と三つの丸い足を付けている。
 口縁に「ORIENTAL」等のアルファベット文字が四ヶ所に刻まれている。
 比老斎の箱書によれば足利義政が所持したものと伝えられ、のちに三条西実隆が藪内宗把にこれを譲ったが、宗把に嫡子がなく、宗把は利休に引き渡した。利休から藪内剣仲が引き継ぎ、燕庵名物として六代比老斎まで伝来したが、西本願寺文如上人に贈られ、以後は本願寺に伝えられたという。

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  • タイトル: 南蛮毛織抱桶水指
  • 作成者: unknouwn
  • 作者の死亡地: India(Mogol Empire)
  • 作者の出生地: India(Mogol Empire)
  • 日付: インド・ムガール時代 16世紀
  • 作成場所: インド
  • 来歴: 野村文華財団
  • タイプ: 金工
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