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白梅

北村 隆、ヤマト運輸ねぶた実行委員会2009-08-02/2009-08-07

青森ねぶた祭

青森ねぶた祭
青森市, 日本

晋の時代 豫譲(よじょう)という人がいた。
彼が生きた時代、晋国は中国最強「六卿」と呼ばれる六人の配下が主君をも凌ぐ勢力を誇っていた。
彼は、己の真価を見抜き、大事にしてくれた智瑤(ちよう)に恩を感じ一生をささげるつもりで働いていた。が、智氏はやがて三氏連合軍の攻撃の前に敗れてしまう。
智氏は、豫譲に一枝の白い梅の花とともに「今は逃げて余計にいきてほしい」と告げる。
豫譲は逃れ何処かへと消えた。其の手には智氏が贈った白い梅をもちながら・・・。
豫譲は死んだ智瑤をも辱めた趙襄子(ちょうのうし)に仇を討って死にたいと思った。
一度目、彼は趙襄子に見つかるが解放される。
そして二度目豫譲は再び行動を開始する。
体に漆を塗り全身をかぶれさせ、炭を飲み、声を変え趙襄子を待ち伏せる。
だが、趙襄子は梅の香りに気づき豫譲は見破られてしまう。
場面は馬車で通りかかった趙襄子に立向かう豫譲の姿である。
「士は己を認めてくれた人のために命を賭ける。」
世人が重んじる富貴、地位、名誉。そういったものに背をむけ己を知る者の為、そして後世の木鐸となるべく敢えて困難な道を選んで生きた漢、豫譲。
自分を狙う仇敵であっても人格を認め、その忠義を顕彰する趙襄子。
彼らの清冽な生き様は、混濁の世を生きる我々にかく生きるべきであると語りかける。

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  • タイトル: 白梅
  • 作成者: 北村 隆、 ヤマト運輸ねぶた実行委員会
  • 日付: 2009-08-02/2009-08-07
  • 所在地: 青森市
青森ねぶた祭

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