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俵屋宗達から尾形光琳、そして酒井抱一へと琳派の巨匠たちによって描き続けられてきた重要な画題である「風神雷神図」を、抱一の弟子である鈴木其一が描いた襖絵。襖の八面を使って、四面に風神、もう四面に雷神が、余裕ある空間の中でゆったりとえがかれている。“たらしこみ”の手法や大胆な筆さばきによる墨で一気に描かれた雲は、画面に複雑な調子と動きとを与えるとともに、広大な天空を感じさせ、彩色された風神雷神と美しい調和を示している。
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