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1961年5月トリノの芸術家クラブにおいて、イタリア統一百年祭の記念行事として、印象は個展を開催した。新作の抽象画を中心に具象画も併せた約60点の展観の中、同じく六曲屏風による《雷神》とともに出品されたのが本作である。金地に風を表すかのような黒や白の勢いある線によって力強いエネルギーが発せられている。宗達以降、多くの作家によって取り上げられた「風神雷神」は、日本の伝統的な画題である。印象は精神的な伝統を継承しながら、現代の様式に基づく新たな「風神雷神」を生み出している。
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