有職雛

京都製の「有職雛」は公家の装束を有職故事に基づき正しく雛に仕立てたものであり、当時流行した町雛とは違い、贅沢に仕立てられた特注品であった。その成立は江戸時代中期頃と言われる。この雛人形は御所での日常着姿に作られている。