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『モード・ウィーン 1914/5』VI

ロッテ・カルム1914 - 15

島根県立石見美術館

島根県立石見美術館
益田市, 日本

職人と芸術家集団によって組織されたウィーン工房は、建築空間を含む家具や什器、衣装からアクセサリーに至るまでトータルにデザインし、総合的に調和した美的空間を作り出すことに努めた。当初、ウィーン工房の製品は一部のインテリ層に向けたものと捉えられていた。1911年に同工房の「モード部門」が活動を開始すると、次第に顧客層も広がっていく。
本作「モード・ウィーン 1914/15」は、ウィーン工房の生み出した新しいデザインの衣装を紹介するもので、ウィーン工房の仕立屋に置く目的で作られたようである。1914年から1915年の間に全部で12種類のポートフォリオが出版された。各々のポートフォリオは一冊ずつ内容が異なっており、それぞれ一度だけ発行されたものである。第1巻は100部刷られ、2巻以降は各々50部刷られた。ここで紹介している作品はいずれも第7巻に収録されたものである。ダゴベルト・ペッヒェ(1887-1923)をはじめとするウィーン工房のモード部門に関わった作家たちによる、当時流行のハーレムパンツ、またビーダーマイヤー時代のリバイバルファッションなどが見られる。パリの流行に安易に追随しない、ウィーン工房による独自のスタイルが印象的である。

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  • タイトル: 『モード・ウィーン 1914/5』VI
  • 作成者: ロッテ・カルム
  • 作者の生存期間: 1897
  • 日付: 1914 - 15
  • 実際のサイズ: w21 x h29.5 cm
  • タイプ: 木版、一部水彩加筆、
島根県立石見美術館

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