ウィリアム・マムラー

1832年~1884/05/16

ウィリアム・H・マムラーは、アメリカ合衆国ニュー・ヨーク・シティおよびボストンで活動したアメリカ合衆国の心霊写真家である。彼の最初の心霊写真は、現像されたとき、亡きいとこの「霊」が写っていた、と信じた偶然の自画像写真であった。マムラーはそれから、彫刻家としての仕事をやめ、南北戦争で親戚を失った大勢の人々を利用して、心霊写真術をフルタイムで続行した。彼の手による一番有名な2葉の写真は、メアリー・トッド・リンカーンの、夫エイブラハム・リンカーンと一緒の写真と、3人の霊の案内者と並んだマスター・ヘラッドの肖像写真である。
1869年、マムラーは結局、法廷に連れて行かれ、詐欺罪と窃盗罪で公判に付された。有名なショーマンP・T・バーナムは、彼に不利な証言をした。裁判官は彼に無罪判決を言い渡したが事件は彼の経歴を破滅させ、保管されていたネガを全て破棄し遠からずしてマムラーは貧困のうちに死亡した。今日では、マムラーの写真はにせ物と見なされているが、19世紀の最終四半期に広く流通し、スピリチュアリスト運動の内外で信仰と視覚的好奇心の対象として市場で売り出された。
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