ラウル・モデスト・カストロ・ルスは、キューバの政治家、軍人、革命家。兄のフィデル・カストロとともにキューバ革命を指導した。
革命後は、同国の最高指導者となったフィデルの後継者として、革命軍事相、キューバ共和国国家評議会第一副議長、閣僚評議会第一副議長、キューバ共産党中央委員会第二書記などを歴任したのち、2008年2月24日、フィデルの退任に伴い、国家評議会議長兼閣僚評議会議長に就任。2018年4月19日に両職から退任し、国家評議会、閣僚評議会のミゲル・ディアス=カネル第一副議長に譲り、2021年4月には共産党第一書記の座もディアス=カネルに譲り第一線を退いた。