マルクス・ヴィニシウス・ダ・クルス・エ・メロ・モライスはブラジルの詩人、作家、作詞家、作曲家、翻訳家、外交官、歌手、ジャーナリスト。オ・ポエティーニャのペンネームでも知られる。
1950年代後半、アントニオ・カルロス・ジョビンらとともにボサノヴァというポピュラーミュージックのスタイルを生み出した立役者の一人である。ジョビンが作曲し・モライスが作詞したナンバー「イパネマの娘」はジョアン・ジルベルトとスタン・ゲッツの共演作品などによって世界的なヒット曲となった。洗練された詩風でボサノヴァの歌詞のあり方に指針を示し、以後のブラジルのポピュラー音楽に多大な影響を与えたと評されている。