ジョン・エドガー・フーヴァー

1895/01/01~1972/05/02

ジョン・エドガー・フーヴァーは、アメリカ連邦捜査局の初代長官である。1924年5月10日に司法省内の捜査局の第6代長官に任命され、組織がFBIに改称された後の1972年に死去するまで長官職にとどまった。就任当時の第29代カルビン・クーリッジから第37代リチャード・ニクソンまで、8代の大統領に仕え、これは現在に至るまで合衆国で、最も長く政府機関の長を務めた人物の記録となっている。なお彼以降はFBI長官任期は、10年に制限されている。
フーヴァーはFBIを巨大な犯罪捜査機関として強化したことや、指紋ファイルや法医学研究所などの捜査技術の近代化と科学的な捜査手法を導入したことで称賛された。
晩年と死後、フーヴァーは権力の乱用が明らかになり議論の余地のある人物となった。彼はFBIの管轄権を超え、政治的な反対者や活動家に対してFBIを使って秘密ファイルを作成し、不正な方法を使って情報を収集したことが判明した。その結果、フーヴァーには権力が集中し、大統領をも脅かす立場となった。伝記作家のケネス・アッカーマンはフーヴァーの秘密ファイルが大統領による罷免から彼を守ったという考えは誤っているとする。しかしリチャード・ニクソンは1971年にフーヴァーを罷免しなかった理由の1つとして、フーヴァーからの報復を恐れていたと述べている。
ハリー・S・トルーマン大統領によれば、フーヴァーはFBIを秘密警察へと変えた。トルーマンは次のように述べている。「ゲシュタポや秘密警察は欲しくない。FBIはその方向に向かっている。彼らはセックススキャンダルと明らかな脅迫でちょっかいをだしている。J・エドガー・フーバーは乗っ取るために右目をつけ、上院と下院の全ての議員は彼を恐れている」。
ジョン・エドガー・フーヴァー、J・エドガー・フーヴァーなどと表記されることもある。
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“The cure for crime is not the electric chair, but the high chair.”

ジョン・エドガー・フーヴァー
1895/01/01~1972/05/02
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