次の場所
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坂道の下の人家が庄野の宿場だろう。次の宿場に向かう途中でにわか雨に遭い、駕籠やと旅人は急いで雨宿りをする場所を探している。駕籠かきは、駕籠の中が揺れないように杖でバランスを取り、中の客は駕籠から振り落とされまいと左手で駕籠の枠をしっかりと掴んでいる。坂を下る二人は向かい風に飛ばされまいと、傘をすぼめ、あるいは、菅笠を片手で押さえながら宿場を目指し走っている。背景の竹林は風雨で左に大きくなびいている。人物のスピード感、竹林のなびきにより構図が引き締まり、緊張感が感じられる。
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