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美人観月

上村松園

福田美術館

福田美術館
京都, 日本

上村松園(1875-1949)は京都に生まれ、美人画を得意とした画家。女性初の文化勲章を受章したことでも知られます。布団の上に置かれた団扇には「蚊帳の角一手はずして月見かな」という句が書かれています。この句から、女性は今しがた吊った蚊帳の金具を一箇所だけ外し、蚊帳越しにではなく直接月を眺める様子とわかりますが、松園はあえて月を描いていません。それは、美しい光景に心躍らせる女性の生き生きとした表情や、単衣の裾を引く楚々とした立ち姿を強調するため。女性の日常生活のひとこまが、夏の夜の爽やかな趣とともに、巧みに描き出されています。

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  • タイトル: 美人観月
  • 作成者: 上村松園
  • 作成場所: Japan
  • 実際のサイズ: 縦 159.20, 横 56.90 cm
  • タイプ: 軸装
  • 出典: Fukuda Art Museum, Arashiyama, Kyoto, Japan
  • 媒体/技法: 絹本着色
  • アートのジャンル: 日本画
  • アートの形態: 絵画
  • 支持体: 絹本
福田美術館

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