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日本人農家がつくったローズ・フェスティバルの野菜山車

JICA横浜2022

JICA横浜(独立行政法人国際協力機構 横浜センター)

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Yokohama, 日本

アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド市では、1907年以来、毎年5月から6月に、「ローズ・フェスティバル」が開催されている。メインイベントである「グランド・フローラル・パレード」には、さまざまな山車が出品され、街を練り歩く。この山車は、1920年に、ポートランド市近郊で農業を営む日本人農家が、パレードに参加するために製作したものである。ここに展示しているのは、山車の後半部で、自分たちが栽培した野菜や果物等が装飾に使われている。前半部には子豚2匹が入った籠が置かれていた。この山車は、「産業」B(動力車で牽引)部門で一等賞を授与された。アメリカに渡った日本人のなかには、都市近郊で農業や畜産を営む人たちが多くいた。この山車が出品された1920年頃には、都市に暮らす人びとのための食料の多くを、そうした日本人たちが生産していた。この山車は、アメリカに日本人が定着し、農業や畜産業等で欠くことのできない役割を担っていたことを象徴するものである。

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  • タイトル: 日本人農家がつくったローズ・フェスティバルの野菜山車
  • 作成者: JICA横浜
  • 作成日: 2022
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