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銘の出典は、唐詩選『江上阻風雨』岑參。「気昏く雨已に過ぎ 突兀 山復出ず」。篦によって口縁を大胆に切り取っている。箆使いを巧みに施し、全体に付けられた縦箆が造形に豊かな動きを与えている。透明釉を基調にして呉須釉、銅釉、黒釉など複雑に交わり迫力ある景色を生み出している。それはまるで雨が過ぎ去った後、姿を現した山のごつごつとした風情を醸し出しているようである。「破の破」シリーズの1点。
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