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この詩は隠元の詩文集『三籟集』(隠元編、1660年刊)に収録。同書では「寄贈和尚扶桑之行(和尚の扶桑の行に寄贈す)」という題が付される。古黄檗で修行を積んだ隠元が、修行道場を開いて、(伝説の実である)三千桃蘂が生まれる日に、この実をともに食べることができる真の人を待っている。と、日本の禅僧を接化するに当たっての心境を述べた詩と考えられる。「寿字賛」は寛文11(1671)年、隠元が80歳を祝して書したもの。「寿」と大書し七言の対句を記す。「松堂」は、隠元が退隠した松隠堂を指す。
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