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雛まつりは平安時代から行われていましたが、人形を飾るようになるのは江戸時代になってからです。この絵は江戸時代中期の享保年間に流行した「享保雛」のスタイルをもとに、男女を真横ではなく前後に配置。頭上に桃の花を描くことで、画面に華やぎをもたらしています。渡辺始興(1683-1755)は江戸中期の画家で、はじめ狩野派を学びますが、後に尾形光琳の画風を学びます。一方で写生をもとにした絵も描いていました。
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