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龍が雲の間から顔を覗かせ、鋭い目つきでこちらを見ています。顔の輪郭には濃淡のある墨線を使い分けて抑揚をつけ、雲には薄墨を用いて大気と光を表現しています。これほどまでに大画面の作品は珍しく、禅宗の大寺院のために描かれたと思われます。狩野探幽は桃山時代の巨匠狩野永徳(1543-1590)の孫で江戸幕府の御用絵師として活躍しました。この図は署名から65歳の時に描いたことが分かります。
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