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石段を降りようと歩みを進める人物に、さまざまな身分の人々が一斉に視線を注いでいます。顔が露わになっていないこの人物こそ、建武2年、建武の乱で足利尊氏と和睦した後に幽閉先から脱出、吉野へ逃れようとする後醍醐帝。市女笠と着物で女装し、今まさに御所を脱出する緊迫感に満ちた場面です。橋本関雪(1883-1945)がまだ若い頃の作品で、第六回文展にて褒状を受賞しました。
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