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やがて総ては一つの円の中に No.3

宇佐美 圭司1982/1982

セゾン現代美術館

セゾン現代美術館
軽井沢町, 日本

日本の現代絵画代表する美術家。1940年大阪府生まれ。独学で絵画制作を始める。1963年南画廊(東京)で初の個展。1965年のロサンゼルスのワッツの暴動の報道写真から4つの人型を抜き出し、それに円形や色彩のグラデーションを合わせたシステマティックな絵画制作を始める。1966年「新しい日本の絵画と彫刻展」(MOMA、NY)に出品。1968年日本で初めてレーザー光線を使った作品「レーザー・ビーム・ジョイント」を発表。1970年日本万国博覧会(大阪)で同シリーズの作品を発表し話題を集めた。1972年ヴェネチア・ビエンナーレに出品等、国内外で制作発表を重ねる。宇佐美の記号化された4つ人型は、反復、変容させながら、同時代の人間とその世界経験をめぐる「思考空間」としての絵画の重要な構成要素として、終生にわたり描かれ続けた。また、多くの著作を残し、そこで語られた芸術論は、自身の絵画制作によって実践されている。

1970年代の終わりに油彩画の制作を一旦止め、2年を掛けて「100枚のドローイング」に取り組んだ。ひたすらドローイングを重ね、ようやく手掛けることができたのが本作である。円形の中に封じられた人型と、人型が移行して出来る痕跡のグラデーションだけのシンプルな構成が、油彩画の特性を活かしながら丁寧に描かれている。

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  • タイトル: やがて総ては一つの円の中に No.3
  • 作成者: 宇佐美 圭司
  • 作成日: 1982/1982
  • 実際のサイズ: 227.0×364.0
  • タイプ: Painting
  • 権利: © Yaya ikegami
  • 媒体/技法: 油彩、カンヴァス
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