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「扇子」は、手にもって振り風を送る道具です。日本では平安時代ごろより貴族・僧らの服飾品や儀式用品として用いられてきました。また、能楽・狂言・落語や日本舞踊といった芸能、茶道などでも重要な役割を果たします。扇骨の製造、扇面の製造および仕上げの三工程が京都およびその周辺で出来上がった扇子のみが「京扇子」と名乗ることができます。
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