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舞台上の破風屋根を支える柱に、「英分身曽我」(はなぶさふんじんそが)という名題看板が掲げられていることから、享保18年(1733)1月江戸市村座の上演を描いていることが分かる。絵師は不明ながら、舞台や花道、土間や桟敷といった場内の構造とともに、熱気を帯びた観客席の賑わいが伝わってくる。「英分身曽我」は伊原敏郎「歌舞伎年表」によると、津打治兵衛作、二世市川団十郎の五郎と記録されており、本図の花道で鎧を手に登場しているのが団十郎であろう。
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