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総鹿の子絞りの婚礼用の振袖。肩から裾を5段に分け、上から松、鶴、竹、蓑亀、梅を表す。冬の寒さにも屈しない「歳寒三友」である松竹梅と、長寿を象徴する鶴亀の模様はいずれも中国に由来し、日本ではこれらを吉祥模様とした。松竹梅は紅地に粒で模様を表す「日向の鹿の子」、鶴亀は、地を鹿の子とし、輪郭を絞り残すことで模様を表す「日陰の鹿の子」で表されており、気の遠くなるような手仕事のすごさを感じさせる。贅を尽くした豪華な技法の振袖からは、嫁ぐ娘の幸せを想う親の気持ちが偲ばれる。
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