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降魔図

下村観山1919

福田美術館

福田美術館
京都, 日本

悪魔を降伏し、人々の煩悩を退け、わけ隔てなく仏の教えを広める不動明王は日本で深く信仰され、沢山の像が造られています。この絵に描かれているのは不動明王の脇に必ず控えている従者達。画面左で頭に蓮華の冠をつけているのが、矜羯羅(こんがら)童子で、小心者で従順な性格だとされており、穏やかで親しみある表情に描かれています。右側で甲冑を着て矢をつがえているのは制多伽(せいたか)童子で、憤怒の表情で表現されることが多いのですが、本作では極めて理知的な表情をしています。常に穏やかで、決して怒ることがなかったと言われる観山(1873-1930)自身が、二人の童子に反映されているかのようです。

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  • タイトル: 降魔図
  • 作成者: 下村観山
  • 作成日: 1919
  • 作成場所: Japan
  • 実際のサイズ: 縦 111.00, 横 105.60 cm
  • タイプ: 軸装
  • 出典: Fukuda Art Museum, Arashiyama, Kyoto, Japan
  • 媒体/技法: 絹本着色
  • アートのジャンル: 日本画
  • アートの形態: 絵画
  • 支持体: 絹本
福田美術館

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