海外移住資料館は、日本人の海外移住の歴史や、移住者の方々が移住先国や日本に対して果たした役割と貢献を多くの人々に知っていただくため、2002年に移民船出港地の一つであった神奈川県横浜市に開館しました。展示では、JICAの前身組織の一つが、戦後、主に中南米への移住事業の一翼を担ったことから、中南米とそれに先行するハワイを含む北米への移住を主たる対象としています。開館から20周年を迎えるにあたり、2022年4月に展示内容を一部リニューアルし、近年の日系人やそのコミュニティの多様化を反映するとともに、すべての人が利用しやすく、楽しく学んでいただけるよう音声ガイドや点字ブロック、触れる展示も取り入れました。