2階の展示では、日系社会支援事業を紹介しています。JICAは、主に中南米への移住者に対して、移住先国での定着と生活の安定を図るための支援を行ってきました。現在は、日系社会の世代交代による課題に対応するため、高齢者福祉や人材育成を中心とした支援、及び近年では多文化共生に関する取り組みを実施しています。全世界で約360万人いる移住者・日系人は、さまざまな分野で活躍し、移住先国の発展や日本との「懸け橋」や「パートナー」として重要な役割を果たしています。こうした日系社会の存在が日本とのより強い絆になっていくよう、JICAは日系社会との連携・協力に向けた取り組みを強化しています。1階の事業紹介展示と同様dot architects(ドットアーキテクツ)が手掛けている本展示は、世界の大陸と海をモチーフとしてデザインされています。濃い青色や上部の水色は、港町である横浜と船で海外へと渡られた日本人移住者の方々をイメージし、海を想起させる色合いとしています。