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近くに咲く薔薇の大きさから、三匹は生後間もない仔猫だと分かります。それぞれ猫の種類は異なりますが、三者三様の可愛さがあり、当時、翠石が実際に飼っていた猫を描写したものだと思われます。彼は仔猫の性格までをも見抜き、容姿や体勢を描き分けました。翠石は迫力ある虎から一転して、晩年には本作のような動物の子どもの姿をしばしば描きました。老いた自身とは対照的に、これから生きてゆこうとする幼い命に関心を向けていたのでしょう。
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