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裾から右肩に立ち上がり左肩へ伸びていく枝木には、形も大きさも様々な梅の花が咲き乱れている。大きな花は摺匹田や紅・紫・金糸による刺繍、中くらいの花は花弁の輪郭を刺繍で表し、それらの間を埋めるように小さな花と蕾が紅・紫・金糸の刺繍によって表されている。刺繍は脱落が多いうえ、紫糸の多くは後補によるものと考えられる。しかし、刺繍の脱落部分には墨書きによる下絵や「金糸」などといった指示書きが残っており、小袖制作の過程が垣間見えて興味深い。
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