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火縄銃 銘 墨縄

不詳16th-17th century, Momoyama period

立花家史料館

立花家史料館
福岡県, 日本

この銃には、あるエピソードが伝わっている。黒田長政と宗茂との間で鉄砲と弓の優劣論が起こり、長政は銃の利点を挙げて弓の全廃を主張し、宗茂は弓と鉄砲のそれぞれに長所と短所があると反論した。そこで笄を的に長政が銃、宗茂が弓で競い、勝者が敗者の武器を取り上げることとなった。その勝負で宗茂が勝ったため、長政からこの火縄銃「墨縄」が贈られたが、宗茂からも弓を長政に贈り返したという。銃底には「行きやらで、山ぢ暮らしつ時鳥、今一こえのきかまほしさに 墨縄」と銘が彫られている。墨縄とは大工が直線を引くために使用する道具であるが、そのように玉がまっすぐ飛ぶことからついた銘であるといわれる。

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  • タイトル: 火縄銃 銘 墨縄
  • 作成者: 不詳
  • 作成日: 16th-17th century, Momoyama period
  • 実際のサイズ: 総長: 127.5 cm 口径: 14.0 cm
  • タイプ: 武具甲冑
立花家史料館

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