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十二ヶ月歌意図屏風 - 右隻

尾形光琳

福田美術館

福田美術館
京都, 日本

尾形光琳(1658-1716)は、呉服商「雁金屋」の当主・尾形宗謙の次男として生まれ、京都の富裕な上層町衆が好むような装飾的な作品を残した。制作は絵画、工芸、意匠などに及び、弟の尾形乾山の陶器にも絵付けをしている。光琳の作り上げた様式を受けついだ画家たちは「琳派 」と呼ばれている。本図は文安5年(1448)に成立した、能登の畠山修理大夫義忠(?-1463)邸の障子に描かれた12ヵ月の花木を題材にして詠まれた漢詩と和歌、畠山匠作亭詩歌の中から、12首の和歌がとられ、各図上に1首ずつ書かれている。これらの歌の情趣をふまえた季節感あふれる図が描かれる。各図の右上に貼られた小札から、正月の鷹司兼熙(1660-1725)から十二月の近衛家𤋮 ( 1667-1736)にいたる十二人の公家によって書かれたことが判明している。各図には「光琳筆」という署名と「積翠」(朱文方印)があり、元禄14年(1701)2月27日に法橋に叙任される以前の作と考えられる。また、和歌を書いた公家たちの官位時期を考慮すると、元禄12年(1699)12月29日から法橋になるまでの間に描いたと推定される。

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