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撓め京塗り《下地作りと錆研ぎ》撮影:森善之

西村圭功

京都女子大学 生活デザイン研究所

京都女子大学 生活デザイン研究所
京都市, 日本

木地固めといって強度を高めるために、木地に一度生漆(きうるし)を吸わせます。生漆が乾いて木地が固まったら、木地に麻布を着せます。これを布着せ(ぬのきせ)といいます。次は地付け(じつけ)をします。「地」というのは漆と砥の粉(とのこ)と地の粉を混ぜたものです。地の粉は砂、砥の粉は粘土質の土。両方とも京都の山科で採れる山土です。「地」は、「錆(さび)」よりは少し粗いものですが、これを篦(へら)で木地につけていきます。型が整ったら錆つけを行います。砥の粉、漆、水を混ぜたものを「錆」と呼び、「錆」をつけて乾燥させます。錆つけを何回か繰り返し、下地作りは終わりですが表面はざらざらしています。

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  • タイトル: 撓め京塗り《下地作りと錆研ぎ》撮影:森善之
  • 作成者: 西村圭功
  • 件名キーワード: 撓め京塗り
  • 権利: © 西村圭功、 写真:© 森善之
  • 外部リンク: 西村圭功漆工房
京都女子大学 生活デザイン研究所

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