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舞台に見立てた屏風の上で演じられているのは、近松門左衛門の浄瑠璃「冥途の飛脚」。主人公の男女が一つの傘を差しながら雪の中を逃避行する名場面です。人形を操る女性は、まるで自分が演じているかのようで、袂が屏風にかかっていることにも気付いてないほどに昂揚した様子。その振る舞いをたしなめようとしてか、相方の男性がやや険しい視線を送っています。 この作品は、江戸時代の浮世絵師である喜多川歌麿の錦絵を模写したもので、特定の浮世絵版画への関心を具体的に示す、大変珍しいものです。
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