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鯉の瀧登り図蒔絵鞍

下絵:狩野探幽1744

立花家史料館

立花家史料館
福岡県, 日本

五代柳川藩主、立花貞俶所用の海有の水干鞍。材は、前後輪が白樫、居木が合歓。表は黒漆地に鯉の瀧登り図を金銀蒔絵であらわす。これは、黄河中流の急流龍門の下に集まる鯉のうちこれを登った鯉は龍となると伝える中国の故事にいう登龍門(立身出世のための関門を意味する)をあらわしており、武家において大変好まれた画題である。細長く曲った鞍の面上に、急流を登る鯉がダイナミックに配置された巧みな構図である。道具帳によれば狩野探幽の下絵であるとされるが、探幽は延宝二年(1674)に没しているので、この鞍のために特に下絵を依頼したということではなく、探幽の粉本を利用して制作したという意味であろう。

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