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空間概念ー期待

ルーチョ・フォンタナ1965/1965

セゾン現代美術館

セゾン現代美術館
軽井沢町, 日本

20世紀のイタリアを代表する美術家。1989年アルゼンチンに生まれる。ミラノの美術学校に学び、1930年頃から抽象彫刻の制作を始める。1947年、ミラノで「空間主義宣言」を発表する。カンヴァスに穴を開けたり、鋭い切り込みを入れた実験的な仕事は、美術の既成概念を揺るがせ、第二次世界大戦後の美術の展開に大きな刺激を与えた。
この《空間概念―期待》には、均一な白一色に塗られた横長のカンヴァスに、17本もの鋭い縦の切り込みが入っている。切り込まれた画面は、観る者に絵画は木枠に張られた布に過ぎないという事実を突き付けてくる。この暴力的とも言える画面の切れ目の向こうには、漆黒の闇が広がっている。こうして、フォンタナはカンヴァスを切り込むことで、自分の絵画に宇宙へとつながる無限の空間を手に入れることに成功したのだ。

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  • タイトル: 空間概念ー期待
  • 作成者: ルーチョ・フォンタナ
  • 作成日: 1965/1965
  • 実際のサイズ: 76.0×200.0
  • タイプ: Painting
  • 権利: © Lucio Fontana by SIAE&JASPER,Tokyo, 2022 E5048
  • 媒体/技法: 水性ペイント、カンヴァス
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