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画面の手前から奥へと続く山並みを彩る、満開の山桜が描かれる。抜けるように広がる空間表現と、典雅な趣をもつ、大和絵風着色山水画ともいえる本作品には、作者・梅沢晴峩が江戸木挽町狩野家で身につけたであろう洗練された画風を感じさせる。江戸にて柳川藩御用絵師を務めていた晴峩は、明治維新後は柳川鬼童小路の西に屋敷を賜った。晩年を柳川で暮らした晴峩は、求めに応じて描くことも多く、柳川周辺には晴峩の作品がいくつか残されている。
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