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中野春翠(一八三八−一九一七)は、柳川藩士、中野南強の次男として生まれ、柳川藩お抱え絵師の北島勝永に師事、京で鈴木百年の門弟となる。明治二三年(一八九〇)から二〇年にわたり、柳河高等小学校、柳河高等女学校の図画教員を勤め、立花家の子息令嬢の絵の手ほどきをしたといわれる。本作は春翠最晩年の作。明治五年(一八七二)に焼失した柳川城を、明治期に撮影されたと思われる写真や、西原一甫編纂の『柳河明証図會』など諸史料をもとに、東西南北の四方から描いている。
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