~国指定伝統的工芸品~

仙台箪笥とは

「仙台箪笥」は仙台の地場産業として生まれ、2015年6月に国の伝統的工芸品に指定された日本の伝統的工芸品です。
一品一品手作りで、すべて「天然木」の欅・栗・杉や桐材等を使用しています。表面の塗りは「木地呂漆塗り」で仕上げられ歳月を経るほどに透明度を増し、金具には豪華な「彫金」がされ、格調高い箪笥の印象を与えてくれます。

仙台箪笥は幕末(1830年頃)から明治初期(1877年頃)にかけ、武家・商家向けに、武士型箪笥として発展し、現在の仙台箪笥の様式が確立されました。
20世紀初頭には欧米にも多くの仙台箪笥が輸出されました。

製造工程

仙台箪笥は「木地」・「塗り」・「金具」の各職人による分業制で、それぞれの職人による熟練の技により一つの箪笥が作られています。

<1.木地工程>
木地は、天然木を使用し天板や側板 底板等を伝統工法により丹念に作っています。

■木工道具の紹介
主に、鉋、鋸、鑿等の手道具を使い分け木地を作成します。

■自然乾燥
完成後の狂いや歪みを防ぐため、小割した木材を風通しの良い場所に積み重ねて自然乾燥します。

■木取り
木材を、各部材毎に木目や使用場所を考えながら図面に合わせて木取りします。

■組立
各部材を組み合わせ、最後に鉋で削り仕上げをします。 強度を高める為に鉄釘や接着剤を使用する場合もあります。

<2.塗り工程>
塗りは、日本古来の天然塗料である「漆」を使用し表面仕上げは「木地呂漆塗り」技法で仕上げています。塗料の漆は歳月を経るほどに透明度が増し木目が際立ってきます。

■塗り道具の紹介
主に、ヘラ、刷毛等の道具を使い分け塗り作業をします。

■ヘラしごき
下地を処理し「漆ヘラ」を用いて「生漆」をしごき木目出しを行います。

■研ぎ
下地処理乾燥後、木目に漆が残るように「朴炭」で研磨し、ヘラしごきや水研ぎの工程を木目が止まるまで繰り返し行います。

■仕上げ磨き
上塗り後、研ぎムラや磨きムラの無いかを確認しながら細部の磨きを行います。

<3.錺金具(かざりかなぐ)の工程>
錺金具は、主に鉄の「打出し金具」です。
図柄は、龍・牡丹・唐獅子・唐草や家紋などが代表的で、金具職人が約1300種にも及ぶ鏨と金槌等の道具を使い彫金加工を施し、仕上げに漆による焼き付けを行います。

■金具道具の紹介
金敷(金床)角ならし、鏨用道具台、鏨などで金具を作成します。

■彫金
「彫り鏨」を用い、線彫り、模様彫りで模様を入れます。

■打ち出し
下彫りが終わった金具を鉛台を用い「打出し鏨」で内側から叩いて盛り上げ、「彫り鏨」で金具の表から型を整えます。この工程を何回も繰り返して金具に立体感を出します。
「切り鏨」で切り落とした金具の輪郭を面取り、ヤスリがけ、角ならし等を行い仕上げます。

■錆び止め、色仕上げ
刷毛で漆を塗り焼き付ける工程を数回繰り返し、ロウを塗って仕上げます。
銅製金具は、硫化物を用いて錆び止めと色付けを行います。

作品紹介

仙台箪笥 (二尺仙台箪笥)
欅の無垢材に木地呂漆塗りを施し手打の唐獅子錺金具で装飾されています。

仙台箪笥 (武士型箪笥・野郎箪笥)
仙台箪笥の代表的な箪笥です。欅の無垢材に木地呂漆塗りを施し手打の龍錺金具で装飾されています。

仙台箪笥 (四.五尺仙台箪笥)
欅の無垢材に唐木塗り(透明感のある漆の塗り方)を施し手打の龍錺金具で装飾されています。

仙台箪笥 (帳場箪笥)
欅の無垢材に唐木塗り(透明感のある漆の塗り方)を施し手打の牡丹錺金具で装飾されています。

さいごに

<仙臺簟笥歴史工芸館のご紹介>

仙台箪笥独特の良さを後世に残したい。そして、仙台箪笥の歴史を理解していただき、世界の人達に知ってもらいたいとの気持ちで「仙臺簟笥歴史工芸館」をオープンしております。
是非お立ち寄りください。

<住所>
宮城県仙台市青葉区本町二丁目7-3
ユノメ家具本店 4階

By : 仙台観光国際協会
提供: ストーリー

仙台箪笥協同組合

提供: 全展示アイテム
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