サンティアゴ巡礼の道を楽しむための、8つのアドバイス

生物学者ナチョ・ムニ－ジャにとって、「巡礼の道は、巡礼者に、ガリシアの様々な風景、そこに生息するさまざまな動植物を見せるように設計されているかのようです。ガリシアの道は、山から海へと繋がり、ヒグマの生息地から海鳥の生息地へと続いています」...

...「ガリシアの様々な自然や風景の全てを示すルートを選ばなければならない場合、これ以上のルートを見つけることはできません。私からのアドバイスは、この風景に注意する事です。時に足を止めて、観察し、耳を澄ましましょう」。

ディエゴのアドバイスは明確です。事前にトレーニングをして、各行程を歩いた後はストレッチをしましょう。「サンティアゴ巡礼の道では、毎日約20~30キロ歩く事が出来ますが、これは約6~8時間の運動で、中には、急な険しい坂道がある行程もあるので、それ以上の場合がある事を考慮する必要があります」...

...「そのため、出発する前の数か月間、全ての種類の道で20~30キロ歩けるようになるまでトレーニングをする事をお勧めします。また、トレーニング中と各行程の終わりに、筋肉と関節の緊張を和らげるために、下肢と体幹の筋力トレーニング、柔軟ストレッチを行うことをお勧めします。幸運を祈ります！Ultreya！」

サンティアゴ巡礼の道は非常に安全な場所で、記録されている事件事故数は非常に少ないですが、ロサウラは、問題を回避するため、安全に関するアドバイスを提供します。「必ず身分証を持って、所有物を見える範囲に持ち、安全な複数の場所に分けてお金を持ち運び、標識のある道を常に進み、携帯電話のバッテリーが切れないようにしましょう…」

...「目立つ、反射色の服を着て、車から見えるようにし、自動車の来る方向と反対の車線を歩き、1列になって進みます。緊急事態の場合は、112、または、町の近くであれば、092または091、田舎にいる場合は、062に電話をしましょう。良い巡礼を、そして、この魔法のような経験をお楽しみください！」

「巡礼者の皆さん、サンティアゴ巡礼の道は千年の歴史のある道で、世界遺産でもあり、あなた方は非常に幸運です」。マヌエル・カスティニェイラスは、ロンセスバジェスのシャルルマーニュの倉庫、トレス・デル・リオの聖セプルクロ教会、サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサダ大聖堂など、フランス人の道で見る事ができる遺産のいくつかをご紹介します...

...フロミスタのサン・マルティン教会、カリオン・デ・ロス・コンデス教会、レオンのサン・イシドロ王立教会、ポルトマリンのサン・ニコラス教会、サンティアゴのロマネスク様式の大聖堂、レオンとブルゴスのゴシック様式の大聖堂などがあります。「良い巡礼を、そして、これらの建築物をお楽しみください」。

マヌは巡礼者で、サンティアゴ巡礼の道をよく知っていて、様々な機会に、黙って、この巡礼の道を歩きました。現在は、少人数のグループで、リラックス、マインドフルネスの技術を使いながら、巡礼を企画しています。サンティアゴ巡礼の道を、落ち着いた心で歩きたい場合は「高品質の持ち物、良い靴、良いバックパックを持つ事が重要です…」

...「オープンマインドで、巡礼の道の深い経験に感動する心の準備をしていく事も同じ位重要です。一歩一歩、他の巡礼者とのそれぞれの出会い、巡礼の道で出会う事にオープンである事。巡礼の道は、私達の人生の比喩で、巡礼の道の各行程が、私達の人生の行程なのです」。

犬と一緒にサンティアゴ巡礼の道を歩きたいですか？ラケルがいくつか注意点をお伝えします。「旅をきっちりと準備します。移動手段を用意し、宿泊施設を予約します。適切な道、季節を選びます。フォーラム、SNS、ブログを通じて、他の人と連絡します。出発する前に、あなたも、犬も、体の調子を整えます」...

...「適切な荷物を選び、犬と人間のための救急セットを持ち、常に、APACAのサポートに頼りましょう。犬用巡礼手帳を申し込み、Codex Caniniという、犬とサンティアゴ巡礼の道を歩くためのマニュアルを手に入れましょう。犬と巡礼する皆さん、良い巡礼を！

パコは、フランス人の道で最も象徴的な村の1つであり、ガリシアへの入り口であるオ・セブレイロの司教です。彼にとって、「サンティアゴ巡礼は、変革と継続的な学習の、深い経験です」。

...そのため、「オープンマインドで行く事、パラボラアンテナを開く事、アイデンティティを形成する精神的価値を受け入れる事」を勧めます。「あなたの人生の負担、あなたの心配事の全て、悲しい事の全てを忘れましょう。一歩一歩を、自分の内部の成長の機会として、単純に楽しみましょう」。

メルセデスは、巡礼者で、オスピタレラであり、アルメリアのカミーノ・デ・サンティアゴ友の会のメンバーです。彼女は、巡礼者に、「バックパックに入っている余分な物を置いて、経験と感情でバックパックをいっぱいにする事」をお勧めし、「重要なのは最初に到着する事ではなく、他の人と一緒に到着する事です。仲間を助けるために一歩下がる方が、周りを見ずに百歩進むより価値があります」。

「巡礼者の皆さん、巡礼はあなたの人生になり、人生を一つの道にします。毎朝、日の出に感謝し、その努力に感動しましょう。サンティアゴ巡礼の道で行ってきた事と同じです。巡礼者の皆さん、巡礼に行く時は、心を開き、それぞれの道であなたの目の前にある物に対して感覚を総動員しましょう、道はあなた自身なのです」。