ガリシアのサンティアゴ巡礼の道のルート

21世紀のコンポステーラへの巡礼の10の公式ルートをご覧ください。

Pilgrims(2013)出典: Axencia Turismo de Galicia

21世紀の最初の数十年は、世界各地から、様々な文化、社会、宗教に属する人々がコンポステーラに向かうという、巡礼の普遍的な性質が巡礼の道の歴史の中で際立っています。

Pilgrims observing Cape Fisterra from Punta de Sardiñeiro(2020)Regional Government of Galicia

人気があり、連帯して、平和で、非常に人間的な運動に参加しているという一般的な感覚により、人々が団結します。この運動が、ガリシアにおける、コンポステーラへの10の公式な巡礼の道を促進しました。ルートをご覧ください!

Way of St. James as it passes through O Cebreiro(2020)Regional Government of Galicia

ガリシアのサンティアゴ巡礼の道の10のルート

あらゆる場所から出発し、コンポステーラや世界の果てに到達します。

Medieval bridge of Ribadiso(2020)Regional Government of Galicia

1.フランス人の道

多くの巡礼者にとって、この道は、歴史的に伝統があり、国際的に認められた、最高の巡礼の道です。フランス人の道は、12世紀にすでにカリクストゥス写本に記述されており、4本の主要なルートを通じて、フランス国内に正確なルートがあります。

Or Cebreiro(2013)出典: Axencia Turismo de Galicia

これらのルートは、ロンセスバーリェスとソンポルトを経由してスペインに入ると2本のルートになり、プエンテ・ラ・レイナから1本のルートになります。サント・ドミンゴ・デ・ラ・カルサーダ、ブルゴス、レオンなどの重要な町を通り、象徴的な村オ・セブレイロを通ってガリシアに入ります。

Monumental ensemble of Soutomerille(2020)Regional Government of Galicia

2.原始の道

おそらく最も古い巡礼の道であり、オビエド宮廷や、9世紀にアストゥリアス王国の首都からの最初の巡礼者が訪れたルートです。スペイン北部やヨーロッパの他の地域からも巡礼者が訪れました。

Period latticework of the Asturian king Alfonso III (866-910), in the church of Soutomerille(866-910)出典: S.A. de Xestión do Plan Xacobeo

このルートの重要性は、多くの巡礼者病院の遺跡からも明らかです。サン・サルバドール・デ・ソトメリリェ(カストロベルデ)には、アルフォンソ3世の時代の石碑があり、9世紀後半から10世紀初頭の元の教会の格子細工です。

The Way as it passes through San Breixo de Parga(2020)Regional Government of Galicia

3.北の道

この道は、主にカンタブリアの海岸に平行に走っています。この道は、12世紀から有名な道で、中世後期以降、非常に活発でした。イベリア半島、英国、フランドル、ドイツ、スカンジナビアなどからの信者がそこを通過し、多くの場合、道に沿って多くの港に上陸しました。

Monastery of Santa María de Sobrado dos Monxes(12th-17th Centuries)Regional Government of Galicia

リバデオを通ってガリシアに入り、サンティアゴ・デ・コンポステーラに向かって、斜めに直接下降しますが、現在、アルスーアのフランス人の道にたどり着く事も出来ます。モンドニェード市や、中世以来北の道の巡礼者に奉仕してきたソブラドのシトー会修道院など、象徴的な場所を通ります。

Pontevedra and the Pontevedra estuary, aerial view(2020)Regional Government of Galicia

4.ポルトガルの道

12世紀以降、イサベル・デ・ポルトゥガルやマヌエル1世などの貴族、聖職者、君主は、ポルトガルからコンポステーラまで巡礼し、巡礼の偉大な信仰を確立しました。19世紀のように巡礼者が少なかった時代には、これが最も巡礼者が多いルートでした。

Cathedral of Santa Maria de Tui(11th-18th Centuries)Regional Government of Galicia

現在、巡礼者数が2番目に多いルートです。リスボン、コインブラ、ポルトを経て、トゥイを通ってガリシアに入ります。このルートには文化遺産が豊富で、その中でも、この国境の町の大聖堂はイベリア半島におけるゴシック様式の先駆的な建物の良い例です。

Castro de Santa Trega and A Guarda(2020)Regional Government of Galicia

5.ポルトガル沿岸の道

ポルトガルの第二の道は、大西洋岸に近い、ポルトとレドンデラの間の道に沿って走っています。ポルトガルの町カミニャから、ミニョ川の河口を越えて、ア・グアルダに向かい、バイオーナとビーゴを越えて、中央ルートに合流します。

Ferrol estuary(2021)Regional Government of Galicia

6.イギリス人の道

14世紀、15世紀には、いわゆるイギリス人の道が海上巡礼のブームでした。敬虔なノルウェー人、スウェーデン人、デンマーク人、フィンランド人、アイスランド人、特にイギリス人、スコットランド人、アイルランド人、フランドル人がガリシア北部の港に到着しました。

Rúa do Cristo, Betanzos(2021)Regional Government of Galicia

このルートの陸路は、現在、2つの港から開始できます。ア・コルーニャ(73 km)またはフェロール(112.5 km)です。この2番目の道は、両方の道がコンポステーラから40 kmのブルーマの町で一つになる前に、歴史都市ベタンソスに到達します。

View of Val de Lemos from outside the monastery of San Vicente do Pino(15th Century)Regional Government of Galicia

7.モサラベの道

モサラベの道は、アウグスタ・エメリタ(メリダ)とアストゥリカ・アウグスタ(アストルガ)を結ぶ、銀の道と呼ばれるローマ街道を延長しました。13 世紀の後半に、この行程がイベリア半島南部からの巡礼者によって使用されるようになりました。

Allariz, aerial view(2021)Regional Government of Galicia

巡礼者の中には、フランス人の道と繋がる、アストルガへと向かう人や、プエブラ・デ・サナブリア、または、ポルトガル北西部からべリンに向かいました。どちらの場合も、そのルートはオウレンセ県を横断し、現在、巡礼者は、デサ村を通り、ウリャからサンティアゴに向かいます。

The Sil river as it passes through A RúaRegional Government of Galicia

8.冬の道

今日、私たちは、シル川の谷を通ってガリシアにアクセスする代わりの道を冬の道と呼び、フランス人の道から南に向かい、ポンフェラーダから迂回します。気温の低下が特徴的な時期には、常に標高が低い場所を通る、この自然の入り口は、オ・セブレイロ山頂からのアクセスよりも人気でした。

Vineyards in the Valdeorras region(2021)Regional Government of Galicia

現在のルートは、世界遺産のラス・メドゥラスから始まり、バルデオーラス、テラ・デ・レモス、リベイラ・サクラの一部など、ロマネスク様式とブドウ​​園が点在する、非常に景観が美しい地域を横断します。この最後の地域は、UNESCOの世界遺産登録候補地です。

Bateas in the Arousa estuary(2020)出典: Axencia Turismo de Galicia

9.アロウサとウリャ川の海のルート

この近代的なルートは、パレスチナのヤコブ港からイリア・フラビアまでの使徒大ヤコブの遺骸の海を越えた移動の最後の部分を想起させます。イリア・フラビアは使徒大ヤコブの墓の発見時の司教管区でした。

West Towers(12th Century)出典: S.A. de Xestión do Plan Xacobeo

1965年以降、毎年夏になると、リアス式海岸の岸と小島にある、17隻のクルーズ船が走る有名な海上河川のプロセシオン(行列)が開催され、これは、世界で唯一の海上での十字架の道行きです。この海岸には、コンポステーラの司教達が聖ヤコブを海からの侵入から守るために、11世紀、12世紀に拡張した、ローマ起源の要塞である、トレス・デ・オエステがあります。

Cape Fisterra, aerial view(2020)Regional Government of Galicia

10.フィステーラ・ムシアの道

最後のルートは、コンポステーラに行くのではなく、サンティアゴから出発するという特徴があります。フィステーラ・ムシアの道は、巡礼者を世界の終わり、来世との物理的かつ象徴的な境界に繋ぎます。

The pilgrim's boot. Cape Fisterra(2013)出典: Axencia Turismo de Galicia

中世以降、コンポステーラ大聖堂での巡礼を終えた後、多くの巡礼者が、サント・クリスト・デ・フィステーラ教会、ノサ・セニョーラ・ダ・バルカ教会(ムシア)への旅を続けました。中世のキリスト教文明で知られる世界の西端は、その崖の上にありました。

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