新国立劇場にまつわる物語

日本における総合舞台芸術の最高の発信拠点として

オペラ劇場透視図(作:ヘルムート・ヤコビー、画像提供:柳澤孝彦+TAK建築研究所)新国立劇場

1966年

「第二国立劇場」

現代舞台芸術のための国立の劇場を創るという夢は、関係者の長年の悲願でした。1966年、国立劇場法が公布され、特殊法人国立劇場(現 独立行政法人日本芸術文化振興会)が設立され、国立劇場が開場しました。
衆議院文教委員会においてこの案が可決される際、「伝統芸能以外の振興を図るため、施設その他につき、必要な措置を講ずべきこと」が附帯決議され、現代舞台芸術関係者の要望は、ようやく実現に向かうことになりました。

その劇場は、当初「第二国立劇場(仮称)」とされ、略して「二国」と通称されました。

新国立劇場建設前の空撮写真ー東京工業試験所(1977)新国立劇場

1980年

新劇場開設の候補地は?

「二国」の候補地として多くの場所が候補に挙がっては消えていきました。最終的に新国立劇場が建設される「初台」の土地には当時、明治時代から1970年代まで稼働していた東京工業試験所がありました。
試験所が現在の茨城県つくば市に移転することになり、1980年にその跡地を「二国」の用地にすることに決定した後もしばらく建物は残存し、『マルサの女』(1987)等映画のロケ地となりました。

第二国立劇場(仮称)設計競技応募作品展の様子出典: 『第二国立劇場[仮称]設計競技応募作品集』391ページ応募作品展写真(右側)

1986年

国際コンペと応募作品展 

「二国」の建設にあたり、1986年4月、建設省において我が国で初めての国際的な設計競技が実施され、海外22か国からの60作品を含め、228作品の応募がありました。多種多様な案の中から、数回にわたる審査会を経て、同年の5月末に柳澤孝彦の設計プランが最優秀賞に選ばれました。
応募作品は「第二国立劇場[仮称]設計競技応募作品集」にまとめられています。

発掘の様子(1988/1992)新国立劇場

1988年

初台遺跡調査団

初台の「二国」建設予定地には、江戸中期から明治にかけて、出雲国松江藩松平出羽守抱屋敷があったという記録があります。また、地形的に先史時代の遺跡が存在する可能性もあるため、初台遺跡調査団が結成され、1988年から92年にかけて数回にわたる発掘調査をすることになりました。

調査の結果、縄文土器から江戸時代の食器、工業試験所時代の実験器具まで様々な時代のものが出土しました。中でも松平出羽守抱屋敷があった18世紀後半~19世紀の生活用品が多数出土し、先述の松平出羽守屋敷の遺構なども発掘されました。これらの出土品は東京都が保管しています。 

空から見たオペラシティ街区新国立劇場

1988年

文化街区の誕生

「二国」の建設地が現在の場所に決定後、隣接する地権者と共同で都市計画法上の特定街区制度を活用し、「二国」とその周辺街区を劇場の立地にふさわしい文化的な雰囲気のある街区として、一体的に整備することになりました。
新国立劇場の隣には、54階建ての東京オペラシティビルを中心に、音楽のための「東京オペラコンサートホール:タケミツメモリアル」「同リサイタルホール」「近江楽堂」が、美術のための「東京オペラシティアートギャラリー」が、芸術や科学技術が交流する拠点としてNTTインターコミュニケーションセンターが建設・設置され、総合的文化街区が誕生することとなりました。

更地の初台用地(1990)新国立劇場

1990年

水撒きと草取りの日々 

東京工業試験所の建物が解体された後、更地になっていた劇場用地では風の強い日に土ぼこりが立つということで、職員自ら水撒きを行うこともありました。当時、第二国立劇場(仮称)準備室と呼ばれていたオフィスは初台ではなく、文部省隣りの国立教育会館内にあったため、職員たちは虎ノ門から初台に水撒きに通いました。

水道ひとつに細いホースでの、終わりのない水撒きに限界を感じた職員が草の種をまいて砂ぼこりを防止しようとしたところ、かえって草が茂りすぎてしまい、蚊まで発生したため、今度は草刈りに追われることになってしまったという逸話も残っています。

工事中の新国立劇場(1992)新国立劇場

1992年

着工

特定街区として東京オペラシティと協力しながら、環境アセスメント(住民説明会)や東京都の審議会を経て工事入札が行われ、実際に建設する業者が決まりました。1992年8月、ようやく「二国」の建設工事が着工しました。最初の附帯決議から既に26年が経過していました。

10月に行われた地鎮祭と起工式は、文部大臣や建設大臣が列席し、挙行されました。長く「二国」の開設準備に携わってきた多くの関係者にとり、ようやく劇場を建て始める大きな区切りとなり、感慨深い式だったそうです。

新国立劇場 劇場ロゴ(撮影:加藤 甫)新国立劇場

1995年

正式名称決定

正式名称は、劇場設立協力者、マスコミ関係者等1000名の方々から劇場全体の総称と劇場を構成する大・中・小3種類の大きさの劇場の愛称について提案いただき、有識者懇談会にて選考を行い、文化庁長官の私的諮問機関である第二国立劇場開設準備推進会議にて決定することとなりました。
花や星座の名前、地名など様々な意見が寄せられる中、幾度もの検討を経て、1995年4月より、劇場の総称を「新国立劇場」、各劇場の名称を「オペラ劇場」「中劇場」「小劇場」とすることに決定しました。

新国立劇場 ロゴマーク(1995) - 作者: デザイン:上原 昌新国立劇場

1995年9月には上原昌のデザインによるシンボルマークが決まりました。

オペラ劇場のチューニングコンサート(1997) - 作者: 画像提供:柳澤孝彦+TAK建築研究所新国立劇場

1997年

チューニングコンサート、そして竣工

竣工式まであと3か月余りとなった1997年2月、オペラ劇場と中劇場でチューニングコンサートが実施され、それぞれの音響特性が確認されました。
満場の客席に、マイクを仕込んだ「ダミーヘッド」人形を各所に設置し、各種音響データを計測、目標の十分な達成が確認されました。
小劇場においても、音響上の必要条件が満たされていることが確認され、2月28日、建築工事竣工。

3月1日、新国立劇場運営財団が劇場内に移転し、5月26日、竣工式を迎えました。

水に囲まれた劇場新国立劇場

劇場建築-遮音・防振

新国立劇場は、甲州街道とその上を通る高速道路、更にはその地下を通る京王新線に面しているため、徹底した遮音・防振対策が取られました。オペラ劇場と中劇場は騒音・振動の発信源から最も遠い位置に配置され、甲州街道・高速道路に面して遮音のための防護壁が設置され、地下外壁と底盤部には防振のための緩衝材が敷かれました。

また、緊密に配置された3つの劇場と19のリハーサル室等のいずれの間に関しても、徹底した遮音・防振対策が取られました。

新国立劇場開場記念 記念切手(写真撮影:兼松史晃、原画構成:菊池 彰)新国立劇場

開場記念切手

1997年10月9日、新国立劇場開場の前日に平成9年特殊切手「新国立劇場開場記念」が発行されました。

オペラ劇場の客席を背景に、開場記念公演のオペラ『建・TAKERU』の衣裳デザイナー緒方規矩子による、主役の建(タケル)の衣裳デザイン画とバレエ『眠れる森の美女』をイメージしたバレエダンサーのシルエットを組み合わせてデザインされ、2,000万枚が発行されました。

新国立劇場開場(1997-10-10) - 作者: 撮影:三枝近志新国立劇場

1997年10月10日

新国立劇場 開場

開場記念シリーズ オペラ公演

新国立劇場開場記念公演 オペラ『建・TAKERU』(1997) - 作者: 撮影:三枝近志新国立劇場

新国立劇場開場記念公演 『建・TAKERU』

橋本総理大臣からの祝辞、團伊玖磨指揮による国歌演奏の後、新国立劇場開場のための創作委嘱作品、團伊玖磨作曲のオペラ『建・TAKERU』が開幕しました。

團伊玖磨作曲『建・TAKERU』(新国立劇場開場記念公演)(1997) - 作者: 衣裳デザイン: 緒方規矩子、写真:関口淳吉出典: 新国立劇場開場記念公演 建・TAKERU(1998年上演)

古事記、日本書紀にある倭建命(ヤマトタケルノミコト)の物語を題材に、英雄・建(タケル)の生涯を壮大なスケールで描いたオペラです。

新国立劇場開場記念公演 オペラ『ローエングリン』(1997) - 作者: 撮影:三枝近志新国立劇場

1997年11月『ローエングリン』

『建・TAKERU』に続き、11月にはR.ワーグナー作曲『ローエングリン』が、作曲家の孫にあたるヴォルフガング・ワーグナーの演出により上演されました。

新国立劇場開場記念公演 オペラ『アイーダ』(1998) - 作者: 撮影:三枝近志新国立劇場

1998年1月『アイーダ』

続く1998年1月には、ジュゼッペ・ヴェルディ作曲オペラ『アイーダ』を名演出家のフランコ・ゼッフィレッリが、自身35年ぶりにこの作品を当劇場のために新演出しました。
その豪華絢爛で豊かな祝祭性から、開場以来5年ごとに周年記念公演として今なお上演を続けています。

ヴェルディ作曲『アイーダ』舞台装置出典: アイーダ(1998年上演)

なお、舞台装置を現在新国立劇場メインエントランスにて展示しており、ご来場の皆様をお迎えしています。

開場記念シリーズ 舞踊公演

新国立劇場開場記念 バレエ『眠れる森の美女』(1997) - 作者: 撮影:瀬戸秀美新国立劇場

1997年10月『眠れる森の美女』

1997年10月24日、新国立劇場開場記念バレエ公演『眠れる森の美女』の幕が上がりました。初代舞踊芸術監督の島田廣は、古典作品をバレエ団のレパートリーに取り入れるため、ロシア・マリインスキー劇場バレエ団に協力を仰ぎました。

1997年12月『くるみ割り人形』

新国立劇場開場記念 バレエ『くるみ割り人形』, 撮影:瀬戸秀美, 1997, コレクション所蔵: 新国立劇場
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同年の12月には、チャイコフスキー作曲の古典バレエの名作中の名作『くるみ割り人形』も上演しました。

1998年2月『梵鐘の聲~平家物語より~』

新国立劇場開場記念 バレエ『梵鐘の聲―平家物語より―』, 撮影:瀬戸秀美, 1998, コレクション所蔵: 新国立劇場
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古典バレエの名作に引き続き、『平家物語』を題材とした『梵鐘の聲』全三幕が、開場記念創作委嘱作品として世界初演されました。作曲家・石井眞木、振付家・石井潤によるオリジナル・バレエ作品は、平清盛、後白河法皇、建礼門院徳子をはじめ源氏や平家の人々、壇ノ浦の海戦でのエピソードなどを交え、観客に大きな感動をもたらしました。現代舞踊部門においても、名立たる舞踊家たちが集い、個性的な作品の華やかな競演が繰り広げられました。

また、当時の日本現代舞踊界を代表する振付家・ダンサーたちによる作品も開場に際して上演いたしました。
1997年11月と1998年1月には、新進、中堅、大家とそれぞれ独自の世界を展開する作家をそろえ、それぞれの個性を通じて「現代舞踊の今」が展望できるプログラム『パノラマ展』を上演。能美健志、石井かほる、庄司裕(以上Aプログラム)、 竹内登志子、 米井澄江、 藤井公(以上Bプログラム)らの作品を中劇場にて発表しました。

1997年12月の現代舞踊公演はオペラ劇場にて行われました。『マスターワークス』と題したプログラムには、スケールの大きな舞台作りで定評のあるベテラン折田克子と西田堯が登場し、それぞれ独自の感性で、日本の風土と日本人の心、そして欧米の文化を自然に融合させた意欲作を発表しました。

開場記念シリーズ 演劇公演

新国立劇場開場記念 演劇『紙屋町さくらホテル』(1997) - 作者: 撮影:谷古宇正彦出典: https://www.nntt.jac.go.jp/season/s13/s13.html

1997年10月『紙屋町さくらホテル』

演劇は1997年10月、井上ひさし書下ろし新作『紙屋町さくらホテル』で開場しました。演出は当時の芸術監督 渡辺浩子。

当初は、1924年築地小劇場開場を知らせる「銅鑼」を鳴らした丸山貞夫の半生を描くことで、「劇場を開けるまでの紆余曲折」を作品にする予定だったそうです。しかし構想を重ねる内、丸山や多くの演劇人が広島で亡くなったことで「大戦で犠牲になった演劇人たちの礎の上に新国立劇場を開ける」という思いが広がりました。

この他、つかこうへい作・演出『蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く』、島崎藤村作・木村光一演出『夜明け前』、シェイクスピア作・鵜山仁演出『リア王』が開場記念を飾りました。

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新国立劇場合唱団 新国立劇場合唱団新国立劇場

新国立劇場合唱団

新国立劇場合唱団は、1998/1999 シーズンのオペラ公演より活動を開始、新国立劇場 オペラの長年にわたる歴史の一端を築いてきました。

合唱団を構成するメンバーは、公募を行い、厳正な審査によって選ばれます。例年100名を超える団員が、合唱指揮者の指導のもと年間を通じて様々な舞台で活躍しています。個々のメンバーは 高水準の歌唱力と優れた演技力を有しており、合唱団としての卓越したアンサンブル能力と豊かな声量は、 共演する出演者、指揮者、演出家、スタッフはもとより、国内外のメディアからも高い評価を得ています。  

また、今日では新国立劇場のオペラ公演にとどまらず、 外部のオペラ公演、音楽祭、オーケストラのコンサートなどに出演し、レパートリーも年々増えています。  新国立劇場合唱団の外部出演情報はこちらからご覧ください。

さらに、積極的に全国の小・中学校へ出向いての「文化芸術による子供の育成事業」に参加するなど、その活動は多岐にわたっています。

新国立劇場バレエ団

『白鳥の湖』(2021年10~11月公演より)

新国立劇場バレエ団は、新しい舞台芸術の拠点として開場した劇場とともに、島田廣初代芸術監督のもと、1997年に発足しました。レパートリーは古典をはじめ、アシュトン、バランシン、プティ、マクミランと いった振付家による20世紀の名作から、エイフマン、ドゥアト、マーネン、 サープ、ビントレー、ウィールドンなどの現代振付家の作品まで多岐に渡ります。また、新国立劇場オリジナル作品のレパートリー化を図るなど、 バレエ団としての独自色も打ち出しています。  

  研修事業  

1998年にオペラ研修所開所から始まった研修事業は、2001年にバレエ研修所、2005年に演劇研修所が開所し、次代を担うオペラ歌手、バレエダンサー、俳優のための研修が全日制で行われています。  

新国立劇場オペラ研修所 新国立劇場オペラ研修所, コレクション所蔵: 新国立劇場
新国立劇場バレエ研修所 新国立劇場バレエ研修所, コレクション所蔵: 新国立劇場
新国立劇場演劇研修所 新国立劇場演劇研修所, 出典: 演劇研修所
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1998年オペラ研修所開設/2001年バレエ研修所開設/2005年バレエ研修所開設

最高水準の指導陣による専門技術教育、 幅広い知識・教養の習得に加え、舞台実習など、 劇場附属の研修所ならではの充実したカリキュラムで優秀な若手人材の育成に努めています。  

新国立劇場オペラ研修所 ミラノ・スカラ座での海外研修の様子, 撮影:Marcello Chiappalone, 2019, コレクション所蔵: 新国立劇場
新国立劇場バレエ研修所 キャラクター・ダンス(スパニッシュ)の授業, 2008, コレクション所蔵: 新国立劇場
新国立劇場演劇研修所 三味線の授業, 2021, 出典: 演劇研修所
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新国立劇場(撮影:加藤 甫)新国立劇場

2007年

新国立劇場開場10周年

オペラパレスロゴ(2007)新国立劇場

3月30日

愛称「オペラパレス」決定

2007年10月の開場10周年を記念し、新国立劇場のオペラ劇場の愛称を一般公募しました。
全都道府県のほか海外も含めて皆様より3,000通を超えるご応募をいただいた中から、厳正なる審査の結果、「オペラパレス」(日本語表記)、「OPERA PALACE Tokyo」 (アルファベット表記) を愛称に決定いたしました。

この愛称を冠したロゴマークは、オペラ劇場の特徴である四面舞台及び観客席をベースにデザインされました。

新国立劇場開場10周年 新国立劇場開場10周年(2007) - 作者: 撮影:三枝近志新国立劇場

10月1日

新国立劇場開場10周年記念式典

若杉弘オペラ芸術監督の指揮による国歌演奏と共に「新国立劇場開場10周年記念式典」は幕を開け、式典に続いては「オペラ・バレエ ガラ公演」を上演。オペラとバレエによる華やかな舞台を繰り広げました。

2009年 バレエ・アステラス始動!

「バレエ・アステラス」は、海外で活躍する若手日本人バレエダンサーの踊りを新国立劇場の舞台でもご覧いただきたいという思いから、2009年より開催されています。
「アステラス」とはラテン語とギリシャ語の造語で「星たち」の意。
本公演を通じて、若きダンサーたちが“明日を照らす星”となるよう願いが込められています。

バレエ・アステラス2021 フィナーレ

これまで世界各国の日本人ダンサーとそのパートナーが出演してきました。
新国立劇場バレエ団からのゲストダンサー他、新国立劇場バレエ研修所や世界の著名なバレエ学校も迎え、互いに交流することで高め合い、熱い競演が繰り広げられ、今日まで毎年(2020年は中止)上演されています。

2011年 東日本大震災

2011年3月11日(金)14時46分、東日本大震災発生時、中劇場ではオペラ研修所修了公演プッチーニ作曲『外套』の上演中でした。余震が続き、一度中断した公演は中止になりました。小劇場で19時開演予定だったダンス公演『イデビアン・クルー アレルギー』も中止し、交通機関の混乱によりお帰りになれないお客様と帰宅困難者に対し、翌日までオペラパレス客席とホワイエを開放しました。

2014年 避難体験オペラコンサートの開始

避難体験オペラコンサート 避難体験オペラコンサート, 撮影:寺司正彦, 2014, コレクション所蔵: 新国立劇場
避難体験オペラコンサート, コレクション所蔵: 新国立劇場
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その後、新国立劇場では災害対応の不断の見直しと強化を継続しており、その一環で2014年8月に初の「避難体験コンサート」をオペラパレスにて実施。公演中に地震や火災などの災害が起きた場合に、「劇場ではどう行動すれば安全に避難ができるのか」をご来場のお客様にも体験いただくコンサートとなっており、以来2017年(オペラパレス)、2018年(中劇場)、2019年(小劇場)で開催しています。

新国立劇場では、「避難体験コンサート」での実証実験結果を実際の避難方法の策定にも活用しており、災害時においてお客様・スタッフ・出演者に安全に避難いただけるよう準備しております。

2015年 初台駅列車接近メロディー 

初台駅では2015年12月より、オペラ、バレエにちなんだメロディーが列車の接近をお知らせしています。1番ホーム(下り:京王八王子・橋本・高尾山口方面)では、チャイコフスキー作曲バレエ『眠れる森の美女』から「ガーランド・ワルツ」、2番ホーム(上り:新線新宿・都営線本八幡方面)では、ヴェルディ作曲オペラ『アイーダ』から「凱旋行進曲」のメロディーが列車の接近をお知らせします。毎年12月には、1、2番線ともチャイコフスキー作曲バレエ『くるみ割り人形』の行進曲メロディーとなり、クリスマスの雰囲気を盛り上げます。いずれの曲も編曲は作曲家 川瀬浩介です。

ウェルカムフラワー 開場20周年記念特別シーズン(2017/2018シーズン)(2018) - 作者: 勅使河原 茜(草月流家元)新国立劇場

2017年

新国立劇場開場20周年

新国立劇場開場20周年 祝賀会 新国立劇場オペラ・バレエ・演劇研修所研修生たちによるパフォーマンス新国立劇場

2018年1月18日

新国立劇場開場20周年記念式典

政府関係者・各国大使・支援企業等の列席のもと式典を開催し、また新国立劇場バレエ団によるバレエ公演を上演、さらに祝賀会を執り行いました。
祝賀会では、オペラ・バレエ・演劇研修所による合同パフォーマンスなどが披露され、華やかに開場20周年を祝しました。

舞台芸術振興の拠点として  

開場以来、世界水準の公演を制作、上演し、広く国民の皆様に愛され親しまれてまいりました。 
新国立劇場は、日本を代表する国立の劇場として、お客様と感動を共にする高い水準の現代舞台芸術の創造、振興および普及に取り組み、これからも社会に豊かな潤いをもたらす存在であり続けます。

提供: ストーリー

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提供: 全展示アイテム
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